デブサミ2009 はてなの開発戦略

先日のデブサミ2009で発表した、はてなの開発戦略 (すごい名前だ…) のプレゼン資料を公開します。前半は主に git の話で、後半ははてなブックマークリニューアルの、Perl 層の開発をどんな感じで行っていったか、という話です。

はてなの git では、中央のマスタレポジトリサーバがあって、そこから各自 clone / fetch して開発を行ってるので、完全に github のような分散のメリットを生かしているわけではありません。
しかし完全に分散を生かさずとも、git に移行したメリットは十分にあって、資料の中でもふれていますが、やはり一番便利なのが git のブランチ機能です。もうこれ無しでの開発は考えられないなぁ、ぐらいで、さくっとブランチ切って開発、ブランチの切り替え、共同開発する物はマスタレポジトリに push、機能的に統合できそうなのは branch 同士で merge して一つのブランチに、コードレビューもブランチを切ることで断然やりやすく、などなど、それらの操作がすべて高速に行えることとのメリットだけで、移行して良かったなぁ、と思います。
ただ仕事で使ってるケースはまだまだ少ないので(デブサミ会場でアンケートを取ったら、仕事で git で共同開発してるのが id:t-wada さん一人だった)、windows や Eclipse のような各種 IDE のプラグインが枯れてきた頃に、どばっと業務での利用でも普及しそうな感じがしますね。